【治療例】 22歳 女性 咬み合せが深く、上の前歯にすきまがある症例~舌側矯正治療例
初診
上の前歯のすきま(正中離開といいます)を気にしている22才の女性です。
下の前歯の歯並びにやや乱れがみられ、上下の前歯は深くかみこんでいます。
歯の裏側で処置を行う舌側矯正治療法を選択しました。
治療に用いた主な矯正装置はカスタムメイド型リンガルブラケットです。
この装置は非常に薄く作られているため、発音や食事への影響が少ないとされています。
一方、歯の裏側にブラケットが装着されるため、歯磨きが難しく、むし歯や歯周病のリスクが高まります。
これを避けるためには、よりいっそう丁寧な口腔清掃が必要です。
改善後
矯正治療は歯を抜かずに行い,治療期間はおおよそ1年半で終了しました。
治療費はトータルでおよそ85万円でした。
治療後、正中離開と咬み合せの深さは改善され、全体の咬み合わせも安定しています。
患者さんは口腔衛生にしっかり取り組んだ結果、装置が外れた後もむし歯や歯周病は認められません。
今後は後から親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があるため、定期的な観察にはいっています。